『おぼっちゃまくん』のシナリオをやっている。
最初に考えていたアイデアでシナリオ・コンテを描いて
いたが、不安になって捨てた。
また新たなアイデアで描き始めている。
今まで「小説幻冬」で『おぼっちゃまくん』を3話描い
たが、(そのうち2話はすでに発表)全部うまくいって
るので、ハードルが高くなってしまった。
自分で上げたハードルに苦しむ羽目になっている。
描いてる途中のコンテを捨てると、数日分が消し飛ぶ。
無駄に数日を過ごしたのと同じで、後悔する。
だったらその数日、本を読んだり、映画を見たりして
おけばよかったと残念に思う。
だが、この無駄を出しながら描くしかないのがギャグ
漫画だ。どうにもならない。
世の中には馬鹿みたいなアイデアで、馬鹿みたいに楽して、
馬鹿みたいな文章書いて、馬鹿みたいに馬鹿売れしている
馬鹿がいる。
世の中、不条理だらけでどうにもならんが、苦痛に耐えて、
コツコツコツコツ描いていくしかないんだ。
だがふとこうも思う。
まもなく65歳もなるのに、週刊誌1本を含む4本連載を
こなして描いているのだから、年金は要らねえなと。