ゴー宣DOJO

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小林よしのり
2018.5.13 06:41日々の出来事

今日のつぶやき


『おぼっちゃまくん』のシナリオをやっている。

最初に考えていたアイデアでシナリオ・コンテを描いて

いたが、不安になって捨てた。

また新たなアイデアで描き始めている。

 

今まで「小説幻冬」で『おぼっちゃまくん』を3話描い

たが、(そのうち2話はすでに発表)全部うまくいって

るので、ハードルが高くなってしまった。

自分で上げたハードルに苦しむ羽目になっている。

 

描いてる途中のコンテを捨てると、数日分が消し飛ぶ。

無駄に数日を過ごしたのと同じで、後悔する。

だったらその数日、本を読んだり、映画を見たりして

おけばよかったと残念に思う。

 

だが、この無駄を出しながら描くしかないのがギャグ

漫画だ。どうにもならない。

 

世の中には馬鹿みたいなアイデアで、馬鹿みたいに楽して、

馬鹿みたいな文章書いて、馬鹿みたいに馬鹿売れしている

馬鹿がいる。

世の中、不条理だらけでどうにもならんが、苦痛に耐えて、

コツコツコツコツ描いていくしかないんだ。

 

だがふとこうも思う。

まもなく65歳もなるのに、週刊誌1本を含む4本連載を

こなして描いているのだから、年金は要らねえなと。

 

小林よしのり

昭和28年福岡生まれ。漫画家。大学在学中にギャグ漫画『東大一直線』でデビュー。以降、『東大快進撃』『おぼっちゃまくん』などの代表作を発表。平成4年、世界初の思想漫画『ゴーマニズム宣言』を連載開始。『ゴーマニズム宣言』のスペシャル版として『差別論』『戦争論』『台湾論』『沖縄論』『天皇論』などを発表し論争を巻き起こす。
近刊に、『卑怯者の島』『民主主義という病い』『明治日本を作った男たち』『新・堕落論』など。
新しい試みとしてニコニコ動画にて、ブロマガ『小林よしのりライジング』を週1回配信している。
また平成29年から「FLASH」(光文社)にて新連載『よしりん辻説法』、平成30年からは再び「SPA!」(扶桑社)にて『ゴーマニズム宣言』、「小説幻冬」(幻冬舎)にて『おぼっちゃまくん』を連載開始し話題となっている。

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